トッピクス-海外(その2)
アルバムより
「今回の旅行では、モロッコが最も物価が安く印象に残った。ヨーロッパ(フランス、スペインなど)を歩いていると、それぞれの国によって異なる文化を有してはいて、サグラダ・ファミリアやコロッセオのように巨大でかなり特長のあるものであれば別だが、それ以外の教会やその他の歴史的建造物に関しては、それほど歴史に興味がないものにしてみると、同じような感じに見え飽きてきてしまう。
しかしモロッコは、スペインからフェリーで2時間というごく近いところにも関わらず、その景色や文化は一変してしまう。海で隔てられているというのは大きいようだ。
歴史上、フランスやスペインなどの占領下にあり、それらの国の影響は受けているにしてもその違いを感じざるを得ない。
気候は、むしろスペインよりも日差しはそれほど強くなかった。確かにヨーロッパなどに比べると物乞いは多く、ケンカなどのもめごとは日常茶飯事である。カサブランカでは映画で見るようなケンカを見た。イスラム教のため、基本的には人々は酒を口にしない。しかし、ビールやワインなどはちょっとしたカフェにも置いてありそんなには厳しくないようだ。(パキスタンでは全くダメだそうだ)
その代わりかどうかは分からないが、タバコは小学生くらいから吸っている。一般に、人々は甘いものが好きだが、その甘さは日本の比ではない。1回、現地の人たちがよく飲んでいるミントの葉を煮詰めたミントティーをカフェで注文してみた。ほんの上澄みの方だけを口にしたが、とても甘くて飲める代物ではなかった。また、果物の種類は豊富で、日本で見かけるものはほとんどありとても安い。
ヨーロッパに飽きてきたらモロッコをお勧めする。」
ケンカのことは全く記憶に残っていないのだが、ミントティーの味は甦って来た。今となっては嫌なこともよい思い出となっている。さて、次はどこへ行くのだろか?
備考 |
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