トッピクス - 旅に出よう - 海外(その3)
・ホテル
・タニヤ
・ムービースター
再度、バンコクに戻った私は、泊まりなれたチャイナタウンではなく別のところのホテルに宿泊した。帰国までに5日ほどあり、残っているお金を見てみると、少し余裕がありそうだったのでちょっぴり贅沢したかったというのが本音であった。
1泊4,000円ほどのホテルだったと思うが、部屋も広々としていてバスも付いていた。それまでは、安宿の狭い部屋やユースホステルでの相部屋がメインだったので、最初は、部屋の広さに逆に落ち着かないような感じがしたくらいである。
さて、帰国までの間、何をしたのだろう?もう、「観光」などと呼べるものは行っていないと思う。おそらく映画は何本か見ていると思うし、後は、デパートあたりをブラブラしたのではないだろうか。
そして、帰国前にやらなければならないことに、お土産の購入があった。これがまた厄介な作業である。友人知人へのお土産は手っ取り早くT-シャツ辺りになるが、両親や普段からお世話になっている年上の親戚や仕事関係の人にはそういうわけにもいかない。もう何を買ったかは覚えていないが、タイだからシルク製品あたりなのかもしれない…。
特にすることもなく、後は単に帰国の便を待つのみとなると、「飲み歩くな!」と言われても「それは無理!」というしかない。「タニヤ」という名称は、バンコクを訪れた日本人であれば一度は耳にしたことがあると思うが、それは通りの名前になる。それで、なぜその通りが有名かと言うと、その通りの両側には飲み屋がひしめき合っているからである。
それらの飲み屋のほとんどが、いわゆる西洋人をターゲットにしたゴーゴーバーではなく、日本人の駐在員や観光客をターゲットにしたものになる。よってお店の名前は「銀嶺」や「京都」、または「チエ」などの日本語の場合が多い。
もちろん、それらの飲み屋は皆一様というわけではない。いわゆる「スナック」から、高級な「クラブ」と呼ばれるようなものまでいろいろなレベルがある。また、高級日本料理店もあるし、下の写真のように、カウンター式の手軽に寿司などを食べれるところもある。
私が訪れたときは、どの店も非常にお客さんが多く賑やかだった。タイの経済成長も良かったのであろう。結果的に、およそ15年後も再びバンコクを訪れているが、このときは閑散としていた。「前に飲んだ店はまだあるかな?」と探してみると、何軒か残っていたのでその内の1軒に入ってみたが、当時の賑やかさは全くなかった。
毎日、そうしているのかどうかは分からないが、2回目に訪れた時は、だいたいお客さんが来るような時間帯にそれぞれのお店で働く女性たちが通りに出てきて、道行く人に「いらっしゃいませ!」と声を掛けていた。それは、いわゆる「客引き」のようなものではなく、通りの両側の歩道は華やかな衣装を着た女性たちで埋め尽くされた。
一番最初に訪れたときはそのような光景は目にしたことがなかった。おそらく景気が良かったので、その様なことをしなくても良かったのであろう。それが景気の後退とともにお客さんの数も減ってきたので、「何とかしなくちゃ!」ということで、通りで呼び込みをし始めたのだと思われる。しかし、私だったら、あんなに派手に声を掛けられたら、逆に入りづらくなるような気がしてしょうがないが…。
■ ムービースター ■
私は、タイでは「あなたはチャチャイと言うタイ人のムービースターに似ている」とよく言われた。それは親しく話をした人だけでなく、ちょっと買い物に行った時にでもそうであった。あまり、何回も言われるので「へ〜、どんな人なんだろう?」とブロマイドを売っている店があったので探してみた。まあ、1枚だけの写真なので何とも言えないが…。
備考 |
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