まずは宿を決めないと
今回もネットを通して最初の3日間くらいは事前に予約を入れておきたい。今までの旅と同様、宿を決める際の条件として「個室・トイレ付」というのがまずは最低の条件である。当然、予算にも限りがあり、それに加えて通うフィットネスクラブが決まっていなかったので、なるべく市の中心に近いほうがベストということになる。
「台北、ゲストハウス」で検索すると、ゲストハウスはいくつかあるようだが、「一人部屋」となるとシャワー・トイレは共同のところがほとんど。
また、ホテルの場合は「台北、格安ホテル」などと検索してみたりするのだが、いくら「格安」という言葉をつけても1泊1万円代から2万円のところまで出てきたりする。その中から何とか安いところを探してみると、1泊1,200元くらいが最低ラインになる。
1,200元というと、1元がだいたい3.5円くらいなので約4,200円ということになる。モーテルだともっと安いところがあるようだが、はっきり言ってモーテルは避けたい。
まあ4,200円であればぎりぎり予算の範囲内ではあるので、「地球の歩き方」に掲載されている宿も含めていくつか候補を挙げておいた。
「そろそろ予約を入れておかないと…。」と思っているときに、インターネットの画面の一番下のスポンサーサイトのところに掲載されている広告で「台北レンタルルーム」という文字が目に入ってきた。
クリックしてみると短期(1泊より)から利用可能なレンタルルームのようで、「清潔、快適、便利、安全で最高の選択」といううたい文句。部屋はシングルを含めて3タイプあり、すべてトイレ、シャワー付とのこと。共用のスペースには有料だが洗濯機と乾燥機がついていて、(毎日、運動をして汗を流すので、洗濯物は普段の生活の倍はあるので助かる。)場所的には市の中心から地下鉄で2、3駅のようである。
料金が掲載されていなかったのでメールで問い合わせをしてみると、一番狭いシングルで950元とのこと。950元というと約3,325円である。これであれば十分に納得いける料金だ。
ただ、「安かろう、悪かろう」ではどうしようもないので、このレンタルルームについて「口コミ情報」を探してみるが、全く見つからない。仕方がないので、もう一度メールを入れ、部屋の大きさやチェックインの時間等を尋ねてみるが、一向に返事が返ってこない。
今年のタイ、マレーシア、韓国の旅でも何回か同じ宿にメールで問い合わせているが、遅くても2、3日で返事は返ってきたのに、1週間経っても音沙汰なしである。こうなってくると「大丈夫なのかな?」という感じになってくる。
来そうにないメールをいつまでも待っていてもしょうがないし、良いか悪いかは実際に泊まってみないと分からないので、3日間ほど宿泊したい旨のメールを送ると、すぐに「住所、氏名やパスポートの番号」などの必要事項を記入するフォームのメールが送られてきた。
こっちの質問にはいつまでたっても返事がなかったのに、全くいい加減なものである。とりあえず必要事項を記入し返信をした。また「予約が確定したらその旨のメールがほしい。」という文も添えておいた。
しかし、これがまたいつまで経っても「予約確定」のメールが来ないのである。出発3日前になっても送られてこない。「最悪、電話を入れて確認しないと…。」と思っていると、やっと送られてきた次第である。
この時点で小心者の私の脳には「不安」の電気信号が送られつつあったのである。
<<戻る │ TOP │ 次へ>>