四方山話
     

     

台湾フィットネス紀行/四方山話




ボディパンプ

 ボディパンプもボディコンバット同様、ワールドワイドなレッスンなので他の国で受けたレッスンと内容の違いはないように感じられた。
私も、自分が通うフィットネスクラブでも週に1回は筋持久力系のトレーニングは受けるようにしている。
ただし45分のクラスなので、ボディパンプと比べると15分短い。個人的には、この筋持久力系のスタジオレッスン以外にマシーンやフリーウエイトを使ってトレーニングしないこともないが、元来「辛いのはイヤイヤ」の私は、マシンやフリーウエイトの場合、ちょっと辛くなってくると「もうこれでおしまい!」という感じで「根性無男」状態になってしまい、「自分を追い込む」なんてとてもできるものではない。
それに比べて毎週1回受ける筋持久力系のレッスンは、唯一「自分を追い込む」ことができるレッスンなのである。
だから、辛いが使用するウエイトもなるべく重いものをつけるようにしている。ただし、フリーウエイトではないので、「好きなだけ」というわけにはいかない。
バーの左右に円盤状のウエイトをつけるわけだが、つけられる枚数に限りがあるので、目一杯つけても片側に一番大きなウエイトが3枚と一番小さなウエイトが1枚だけとなる。これでバーも重さも併せて約34キロくらいだと思う。
フリーウエイトに比べると「屁」みたいな重さであるが、動作の回数が多いので決して侮ることはできない。これで十分であり、もちろん肩や腕のエクササイズではウエイトを調節し、場合によっては大が1枚ということもある。
私が受けているレッスンは、3ヶ月に1回内容が変わるので、同じベンチプレスでも、その度にウエイトの微調整をしていかなければならない。
また、「腹筋」などを鍛えるときはウエイトを使用しないこともある。この「腹筋」のエクササイズは、ボディパンプ同様、クラスの最後になるのだが、シットアップ、クランチ、レッグレイズといくつかのパートに分かれていて、それぞれのパートの間にインターバルがある。
私は、体調にもよるが、なるべくインターバルは作らず、その間は「自主トレ」に励むようにしている。
なかり話はそれてしまったが、ここ台北で受けたボディパンプも「腹筋」を鍛えるクラスは一番最後にあった。ただ「あれっ、こんなに短かったかな?」というほど「短い」のであった。タイや韓国で受けたときはもっと長かったような気がしてならない。勝手にインストラクターが短じかくしているわけでもないと思うが…。
そして、受けているみんなのリアクションもこれまたオーバーなのである。私が「あれっ、もう終わりなの?」と思っているのだが、回りからは「うへー、死ぬ!」みたいな感じでスタジオのあちこちから「はーはー」とか「ひーひー」などと苦しむ声が聞こえてきたりするのである。
私は彼らに言いたい。「君たち、甘い!甘すぎる!こんなのでひーひー言っていてはいけない!」と。想像するに、台湾ではお腹が割れている人は少ないかもしれない。


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