四方山話
     

      

タイ・マレーシア フィットネス紀行/四方山話




ここに決めた!

 訪タイ前に、ネットでバンコクには「カリフォルニア・フィットネス」と「フィットネス・ファースト」というスポーツクラブがそれぞれ数店舗あるということが分かっていたので、どちらかにしようと決めていた。
バンコク最初の5日間の宿は、BTS鉄道(高架鉄道)のトンローの駅から徒歩で3、4分のところに予約を入れていた。その宿からであればBTSを使って簡単にどちらのフィットネスクラブにも行けるからである。
両フィットネスクラブとも、スクンビット通りという大通りに面したビルに入っているという漠然とした位置だけは頭の中に入っていたので、「歩いてれば分かるだろう」とあまり深く考えず、2日目にトンローの駅から市の中心部に向けてキョロキョロと歩き出したのである。
15分も歩いていると駅を一つ過ぎ、少しすると右手のビルにナイキかなにかの専門店が入っているのが目に入ってきた。「おっと、感触ありそうだ」とキョロキョロと見上げていると「California Wow」という大きな看板が目に入ってきた。フィットネスクラブである。
ビルの中に入って少しすると受付があり女性が一人座っていたので、利用料を尋ねると、「ここは女性専用のフィットネスクラブで、もう少しスクンビット通りを歩いていけば、もう1店舗あります」との返事に、軽くお礼を言って再びスクンビット通りを市内に向けて歩き始めると、5、6分もしない内にビートの効いた音楽が聞こえてきた。
入り口はビルの1階にあり、通りに向けてスピーカーが2台設置されていてビートの聴いた音楽をガンガンに流している。「California Fitness」と大きな看板も出ているので、見逃すわけがない。
1階の受付のカウンターには数名の女性がいた。そのうちの一人に10日間の利用料を聞くと、「1,500バーツ(約5,100)」とのこと。「館内を案内しましょうか?」と言われたが、「忙しいから」と断り、再び歩き始め「フィットネス・ファースト」を目指した。
2分も歩かないうちに、次のBTSのアソーク駅手前の大きな交差点で信号待ちをしていたのだが、スクンビット通り反対側の角のビルを何気なく見ると「True Fitness」と大きな看板が掲げてあるではないか。
「聞いたことはないが、これはフィットネスクラブ以外の何物でもない。よっしゃ!」と通りを反対側に渡り、そのビルの中に入っていった。
1階には受付らしきものはなく、エスカレーターで2階へ上がってキョロキョロしていると、男性が近づいてきて「May I help you?」と声をかけてきた。
「ここはフィットネスクラブですか?」
「そうです。True Fitnessといいます。」
「10日間の利用料を教えて欲しいのだけど…。」
「ボスに相談してみないと、今は何とも言えません。まず、館内を案内してから、ボスに相談してみますが…。」
と言われたが、「また、明日来るよ。」と断り、ビルの外に出た。
この時点で内部は見学していないが、施設も新しそうだし規模もかなり大きそうだったので「True Fitnessでいいかな?」と何となく思うようになり、「フィットネス・ファースト」を探す気力はほとんど残っていなかった。
そして翌日、「短期」の会員の手続をするために再び訪れることになり、バンコクでのフィットネスライフの始まりとなる。


 

スクンビット通り、アソーク駅のそばにある「California Fitness」の入り口。スピーカーが通りに向けて設置されていて、いつもビートの利いた音楽を流していて、この前でも踊れそうだ。



中に入っていないので詳細は分からないが、「カリフォルニア・フィットネス」ではヨガのレッスンを「プラネット・ヨガ」と言う名称で独立させている模様。BTSアソーク駅の近くの「カリフォルニア・フィットネス」では地階に「プラネット・ヨガ」がある。



スクンビット通りとラチャダーピセーク通りの交差点の角にある「California Wow」の看板。通りを隔てて「True Fitness」がある。



スクンビット通りにある女性専用の「California Wow」。ここにも「Planet Yoga」の看板が出ていた。「どんな雰囲気なのかな?」と思いフロントのある4Fまでいったところ、「ここは女性専用なので、これ以上先へはご遠慮ください!」と注意されてしまう始末。


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