四方山話
     

      

タイ・マレーシア フィットネス紀行/四方山話




はじめに

 2007年1月17日、私が乗ったエアーインディアの飛行機はバンコクのスワンナプーム国際空港に到着した。
今回で3回目の訪タイとなる。前回は5年前、3ヶ月近くバンコクを拠点としてベトナム、カンボジア、インドネシア等の国々を回った。フィットネスクラブに通うことが目的ではなかったが、旅先でもなるべく身体をなまらせないようにと、行く先々で「この辺にトレーニングするところはあるか?」と地元の人たちに尋ねたものである。
さすがにカンボジアではその機会はなかったが、タイのバンコクはもちろん、ベトナムのホーチミンや古都フエ、インドネシアのバリ島でもトレーニングする場所はあるもので、異国の地で気持ちよく汗を流させてもらった。
ただ、バンコク以外は日本のように大きなフィットネスクラブはなく、こじんまりしたトレーニング施設で、バイクなどの有酸素系のマシンがないこともないが、どちらかというとウエイトトレーンングが中心となる。
残念だったのが、ベトナムのホーチミンで「エアロビクスができるところがある」という情報を得て、利用していたトレーニングジムのスタッフに聞いたところ、ジムのメンバーの一人が「俺が知っているから連れて行ってやる」との好意でバイクの後ろに乗せてもらいその場所まで行ったのだが、公共の体育館みたいなところで、「ベトナムのエアロのレッスンを受けに日本から来たのだ。ぜひ、レッスンを受けさせてくれ!」と懇願したが、「3ヶ月単位のクラスで途中から入ることはできない。」と言われ、泣く泣くその場を去った。
また、バンコクでは、その当時で一番大きな「カリフォルニア・フィットネス」というアメリカ系のフィットネスクラブに通った。有酸素系や筋トレ系のマシンも過不足なく置かれ、スタジオもエアロのレッスンを中心に日本と遜色ない内容で、毎日のようにレッスンを受けていた。
さて今回だが、前回同様、適当なところを見つけて短期の会員になる予定である。5年前に通った「カリフォルニア・フィットネス」はバンコクだけでも4店舗に増え、後はイギリス系の「フィットネス・ファースト」というフィットネスクラブが市内に何店舗かあるということはインターネットを通じて得ていた。フィットネスクラブも市民の間にだんだん浸透してきているようで楽しみである。
この旅では、先ずバンコクでひと汗かいた後、プーケットでちょっと一息つき、そしてマレーシアのクアラルンプールで気分を変えてもうひと汗かき、再びバンコクに戻って、身体に残っている水分をすべて搾り出そうという計画である。
それぞれの土地でフィットネスクラブに通って、地元の人たちがどのようなレッスンを受けているのか、どのようにフィットネスライフをエンジョイしているのか、それを体験しレポートすることがこの旅の目的である。
それでは…。

 


 

2006年9月28日に開港したスワンナプーム国際空港、スワンナプームとは「黄金の土地」という意味で、国王によって命名された。旅客ターミナルビルの総床面積は世界一を誇り、敷地面積は成田空港の3倍とのこと。

 



旅客ターミナルのチェックインカウンター。階上にはレストランやみやげ物を扱ったショップが立ち並び、そこから撮影。

 



旅客ターミナルのビルのフロアーを上下に移動できるエスカレーター。カートでも移動できるように段差がついていない。


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