泊まったのはこんなところ。
Sawasdee Sukhumvit Inn (サワディー・スクンビット・イン)
バンコクの最初の5日間は日本にいるときにネットを通して予約を入れておいた。高架鉄道のBTSトンローの駅から歩いて5分弱のところにある「Sawasdee Sukhumvit Inn」と言うホテル(?)で、いろいろなホームページを参考にして、宿泊料金や立地条件を考慮に入れて決定した。
シングルルームが1泊20ドル(約2,300円)で朝食付である。もちろん、建物自体は新しくはないが、ペンキなどもきれいに塗られていて、「清潔にしよう」という姿勢が伺える。女性の一人旅でも、そんなに不安なく宿泊できるところだと思う。
ただ、残念なのは、私が宿泊したシングルの部屋には窓がついていなかった。採光のために、壁の一部がガラスになっていて光が入ってくることは入ってくるが、閉塞感は否めない。
また、朝食は、すぐホテルの前にある別棟のこじんまりとした食堂(壁がなく、3方が開放されている)で取ることになる。コンチネンタルスタイルで、内容としてはトーストが2枚(ジャム、バター付き)、卵料理は目玉焼き、オムレツ、スクランブルの3つから1つを選択、そして肉としてはハム、ベーコン、ウインナーの3つから1つを選択する形になる。
あと、飲み物は、コーヒーか紅茶でお代わりはできた。
朝はいつも、8時過ぎに起床して朝食を取っていたが、決まってその小さな食堂には制服のお巡りさんが3、4人いてウイスキーを水割りで飲んでいた。(夜勤明け?)ただ、実際に乗るところは見ていないが、いつも勤務用のバイクが横に止めてあった。どう考えても、そのバイクで来て、そのバイクで帰るということだと思うのだが…。
予定の5日間を終えて、延長しようとしたのだが、同じタイプの部屋がなく、30ドルの部屋になると言われ、YHに移動した。
Youth Hostel (ユース・ホステル)
Sawasdee Sukhumvit Innに宿泊していたとき、前を何回か通って、こじんまりしたこぎれいそうな建物だったので、ちょっと気になっていた。
「Hostel」という看板が出ていたので、宿だということは想像がついた。宿泊料金を確かめるために中に入って、初めてユースホステル(YH)だということが分かった。
若いときにはよく利用したが、久しく宿泊などしていない。最後に宿泊してから17、18年は経つと思う。
私が利用したころのYHでの宿泊と言えば、部屋は全てドミトリーで、通常は2段ベッドである。また、地方などに行くと、和室に布団を敷いてなどというところもあり、お寺のYHにも何回かお世話になったことがある。
現在の日本の状況は分からないが、私なりには、YHというと、通常は「会員になって宿泊するところ」と理解している。
ここの部屋は「ドミトリー」「シングル」「ダブル」「トリプル」の4種類で、「会員」と「非会員」の両方の宿泊料が掲示されている。
当然、YHに泊まる予定など全くなかったので入会の手続きなど一切していないし、YHがあることすら知らなかった次第である。
ただ、ラッキーなことに、キャンペーン中なので非会員でも会員料金(シングル1泊、800バーツ、約2,720円、朝食付)で構わないとのこと。部屋を見せてもらうことにした。
決して広くはないが、まだ新しいと見えて、清潔感もあるし、窓もちゃんとある。もちろん、エアコン、TV、冷蔵庫、洋服ダンス付き、バスタブはないが、温水シャワーがある。
また、受付にはセーフティーボックスもあり、ノート型のパソコンも入れることができる。そして、受付の横の各部屋へ通じるドアは、部屋の鍵をかざさないと開かないようになっていて、セキュリティーの面でも常に開放されているよりは安心できる。気に入ってしまった。
ただ、ユースだと門限などの制約があるのではないかと尋ねたが、24時間受付には誰か人がいるとのことで、ちょっとしたホテルとなんら変わりがないように思われた。
BTSのアソーク駅や地下鉄スクンビット駅、そして、特に私の場合は、短期の会員となたトゥルー・フィットネスにも徒歩5分以内というのが、非常に便利であった。
次の宿泊地をここに決め、それ以降、バンコクでの宿を他に変更することはなかった。
しかし、他の国の状況は分からないが、YHがこれだけ便利だと、まず宿泊候補地としてYHをあたってみるというのも一つの手かもしれない。インターネットと言う便利な道具があっても、宿泊ホテルを選ぶのは、結構しんどい作業である。今回、それをつくづく実感させられた次第だ。
5泊したサワディー・スクンビット・インのシングルルーム。 1泊20ドルで、そこそこ清潔感もある。窓がないのが、残念!このタイプが一番安い部屋だと思うが、もちろん部屋によっては窓付きもある。 |
宿泊したYH。写真では見えないが1Fにはイタリアンレストラン、インターネットカフェ、理容室がある。朝食はいつもイタリアンレストランで取ることになる。
また、建物の前は広場になっていて、朝、昼には食べ物の屋台が出る。写真右下の端の屋台は飲み物を扱っていて、朝食の時に飲む 1杯のコーヒーでは足りなかったので、いつもカフェラテ(20 バーツ)を注文していた。 |
宿泊したシングルの部屋。広いとは言えないが、一人であれば十分である。エアコン、TV、冷蔵庫など必要最低限のものは揃っている。 |
プーケット、マレーシアに向かう前に同じYHのシングルの部屋を予約しておいたのだが、再びバンコクに戻ってくると「1泊だけドミトリーに泊まってくれないか?」と言われる始末。向こうのミスだがOKの返事をする。他の客もいなく貸切状態で、久し振りにキシキシ鳴る2段ベッドに泊まってしまった。 |