四方山話

      

タイ・マレーシア フィットネス紀行/四方山話




カリフォルニア・フィットネスクラブ

 クアラルンプールではブキッ・ビンタン駅より徒歩5分くらいのところに「カリフォルニア・フィットネス」というフィットネスクラブがあり、そこを利用することをあらかじめ決めていたので、クアラルンプール到着2日目に受付まで足を運んだ。
  受付の前まで行くと「How may I help you?」とマレー系の22、23前後の女性が声をかけてきたので、1週間だけ利用したい旨を伝えると、横にいた中国系の40歳くらいのマネージャーと思われる男性となにやらやり取りをして、私にこう言うのである。
  「1週間の利用料をパソコンでチェックしてみますから、時間を下さい。」
 私は首を立てに振って、しばらく彼女のキーボードを打つ作業を見ていた。すると、
  「1週間で100リンギットです。」
  と、彼女から告げられた。1リンギットは約35円なので約3,500円である。1日約500円ということになり、タイよりも安いくらいである。私はすぐに手続きをしたい旨を告げた。
  「分かりました。この用紙に必要事項を記入してください。それからパソコンについているカメラで写真を撮ります。」
  と彼女は続けた。
  私は氏名、宿泊ホテル等の必要事項を記入し、パソコンの液晶ディスプレイの上についている丸いカメラを見つめた。しばらくすると、「short term(短期)」のカードを手渡されたが、カード上には写真は貼られていない。利用時、受付でチェックインするときに、そのカードを読み取り機に通すと、パソコンのディスプレイに出てくる私の顔写真を確認する仕組みになっている。
  この「カリフォルニア・フィットネス」だが「Menara Standard Chartered」という地上30階建てくらいのオフィスビルの中に入っていて、このフィットネスクラブ以外はパーキングか企業のオフィスのようである。
  施設を簡単に説明すると、

1階:受付、
   カウンター式になっていて、常時、2,3名は中に人がいる。受付の前にはソファーが置いてあり、15、16名が座れるようになっていて、会員がくつろいだり、入会の説明に使ったりしている。
   また、ガラス張りの部屋があり、中に3,4台ノート型のパソコンが置いてあった。ソファーなどもあるので、オフィスにしては洒落すぎるような気がする。きっと、入会の手続き等をするところなのだろう。

2階:パーソナルフィットネスルーム
   トレーニングをするところではなく、パーソナルトレーナーといろいろ話しができるように、個別指導の塾のように細かく部屋が分かれている。なお、彼らのウエアの背には英語で「personal trainer」、中国語で「私人教練」とプリントされている。

3階:スタジオ:収容人数50人から60人ほど。
     スピニング(自転車)用スタジオ:30台ほどのバイクが常設
     プレート式マシン:10台
     有酸素系マシン(バイク、クライミング、ウォーキングなど):100台ほど
     ローイングマシン:4台

4階:フリーウエイト:マシン15台
     プレート式マシン:約100台
     キネシスマシン:4台
     ストレッチ用マシン:5台
     ダンベルスペース:軽いのから重いものまで過不足なく揃っている。ベンチが5台
     女性専用スペース:フロアの一角が女性専用のトレーニングルームとして独立している。入り口には扉があるので、通常は中の様子は分からないが、扉が開いたときに、中をチラッとのぞいたが、広さは30畳くらいはあるような感じがした。マシンも有酸素系からプレート式の筋トレマシンまで数台が確認できた。
     Kick Fit(Personal training):フロアの一角に(キック)ボクシング系のパーソナルトレーニングを受けるスペース(3m×10mほど)があり、グラブやミットなどが用意されている。「Personal training」とあるくらいだから、有料なのだと思われるが、やっている人を見ることはなかった。
     ストレッチエリア:マットやボールなどが置いてあるが、ストレッチができるスペースは狭く、せいぜい5人ほど。
  5階:ロッカールーム:入り口の手前で大小2種類のタオルを受け取る。ロッカーはタイと同じで、錠前は自分で用意する。 



 

1階の受付部分。バンコクのように外に向けて音楽を流しているようなことはない。



「短期」の会員証。日本の通常の会員証よりもちょっと小さく、「短期」用のためかペラペラである。



「カリフォルニア・フィットネス」の入っている「メナラ・スタンダード・チャータード」ビル。前にはモノレールが走っている。


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