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はじめに
WPC製法
WPI製法
CFM製法

 

 

はじめに

 筋肉増量の目的でトレーニングをしている人にとって、最も人気があるのがホエイプロテインです。ただ、一言で「ホエイプロテイン」と言っても、その製造方法によってその内容や効果が異なってきます。

 ここでは、ホエイプロテインの3つの製造方法と、それぞれの方法で製造された製品の違いなどを説明していきたいと思います。

 

WPC製法

 WPCとは「Whey Protein Concentrate」の3つの英単語の頭文字で、「濃縮乳清タンパク質」という訳になります。原料となるホエイ蛋白(牛乳の中のタンパク質の約20%)特殊な方法でろ過した製品となっています。

 特長としては、ホエイ蛋白はもとより、ホエイペプチド(アミノ酸が結合したものでタンパク質よりも構造が簡単)やビタミン、またはカルシウムなどのミネラルと言った他の栄養素も含んでいます。

 ただし、ラクトース(乳糖)も含んでいますので、乳糖不耐症の人は下痢を起こす可能性があります。

 製造コストも安価なので、比較的価格の安い製品はこの製造方法で作られたものが多いと思います。

 

 

WPI製法

 WPIとは「Whey Protein Isolate」の3つの英単語の頭文字で、「分離乳清タンパク質」という訳になります。WPCで製造したものを、さらにイオン交換という技術を用いて他の栄養素をなるべく排除し、高濃度の製品にしたものです。

 よって90%ものプロテインの含有量を含む製品を作ることもできます。含有量が高い分、ホエイペプチドやビタミン、またはミネラルと言った他の栄養素はほとんど含まなくなります。

 そして、ラクトース(乳糖)もほとんど含んでいませんで、乳糖不耐症の人にとっては、唯一飲むことができるホエイプロテインと言うことになります。

 

 

CFM製法

 CFMとは「Cross flow Microfiltration」の3つの英単語の頭文字で、クロスフロー膜という膜を用いてプロテインをろ過する製法になります。

 以下、(株)健康体力研究所のサイトからの引用文となります。

 「CFM製法により精製されたWPIのみを使用。CFM製法は牛乳がもつ生理活性物質を高いレベルで残し、かつ高いタンパク含有率を実現したホエイタンパクの精製方法です。つまりウエイトトレーニングを行なうアスリートにとって必要なタンパク質、乳由来の生理活性物質BCAAを豊富に含み、不要な乳糖脂肪、精製課程で傷ついた変性タンパク質を取り除きました。失われがちなビタミンミネラルも添加した、まさにトップアスリートのためのホエイプロテインです。」