四方山話

      

     

タイ・マレーシア フィットネス紀行/四方山話




痛くて、首が回せない。

 今日は2007年の2月2日である。去年の年末あたりから、特に座ってパソコンの作業をしていると、肩にこりを覚えるようになっていた。今までも、肩コリは激しいほうではなく、たまに「ちょっと、肩がこっているかな。」というくらいで、1日もすると忘れてしまう程度のものであった。
  しかし、年末に感じた肩こりは違っていた。一向にこりが取れなかった。このようなことは経験したことがなく、全く原因が分からなかった。そして、そのまま年を越すことになる。
  新年を向かえ、私の通っているフィットネスクラブは4日が初日となったが、年末年始で休みのときも、努めて他のスポーツクラブへビジターで通うようにした。
  13日くらいの筋持久力系の45分のスタジオレッスンを受けていたときのことである。去年の12月からの新しい「振り」にもそろそろ慣れてきていたので、肩のエクササイズのショルダープレスのときに、今までよりも一番小さいプレートを1つ足して重くしたのだが、エクササイズの最後のほうでは、だんだんとウエイトを上げるのもしんどくなってきて、「最後までもつかな?」という不安があったが、何とかもってくれた。それは良かったのだが、最後の最後にウエイトを頭上に上げたときに、首に「グキッ」と痛みを感じたのである。
  そのときは「ちょっとムリしてしまったかな。」くらいに軽く考えていたのだが、その翌日、「ちょっと」ではすまないほどの「痛み」になってしまった。
  首が痛くて回せない。寝ているときは、痛くて寝返りが打てないのである。実は、この手の「痛み」は初めてではなく、今までに何回か経験している。首だけではなく、腰、背中と出ていて、次のような特長がある。
  ・原因が分からない。
    今回はショルダープレスがたまたま「引き金」になったのであろう。それがなくて
    も、いづれは出ていたに違いない。過去に、腰、背中と痛みが出たときも、全くの
    原因不明で、無理をしたという覚えが一切ない。
  ・1週間から10日で自然消滅する。
    不思議と1週間から10日間くらいで自然に消えていくのである。その間、医者に行く
    わけでもなく。薬を飲むわけでもない。※シップ薬くらいは張ったりするが。
  ・「痛み」のピークは2日から3日目
    痛み出してから2日目から3日目にピークを迎える。何が辛いかというと、安静にし
    ている(寝ている)のが一番辛いのである。その辺が普通の「痛み」と違うところで、

   非常に不思議である。
  もちろん、痛いところを無理しては動かせないが、痛いからといって動かさないでいると、その痛んでいる周辺の筋肉が硬直して、痛みが一層増してくる。つまり、寝ていると、カチカチになり、痛くて寝返りが打てなくなってしまう。
  そして、もっとも辛いのが、寝床から「起き上がる」ときなのだ。「よし、起きるぞ!起きるぞ!」と気合を入れ、「ウリャッ!」とか「オッシャ!」と言葉を発しながらでないと、とても起き上がることができない。失敗でもしようものなら、地獄だ。だから、失敗は許されない。一発で決めないといけないのである。
  ということで、幸か不幸か、「痛み」の経過パターンを把握していたのである。しかし、「よりによって何で今ごろ…」という思いがないでもなかった。数日後には、バンコクに向けて出発しなければならなかったからである。 
  そして今回は、「痛み」の経過パターンがいつもと違っていたのである。ピークは、痛みが出て2,3日で治まったが、1週間、10日過ぎても、痛みが完全に消えてくれない。ずっと引きずっていて、悪いことにプーケットで再発してしまった。今、またピークは通り越したが、後ろを振り向いたり、下を向いたりするときに、首の右の部分に痛みを覚えて、多少なりとも不自由さを感じている。
  しかし、この痛みに限らず、エクササイズなどである程度身体に負荷をかけていれば、どこかしら傷めているものではないだろうか?その辺のところを、他の人と話す機会はあまり持たないが、トレーニングをしていて「痛いところは全くない」という人はいるのであろうか?
  もし、そういう人がいたら、うらやましい限りであるが、私の場合は、上記の痛み以外にも、いろいろと痛めている。
  左肩を痛め、1年近く60kgのベンチプレスさえもできないときもあったし、右ひじを痛めたときは、4、5kgのダンベルでも、痛くて肩の高さより腕を上に持ち上げることができなく、4、5ヶ月は続いた。
  もちろん、痛い部分を無理して動かすことはできないが、痛いからといって全く動かさないということもしない。そうすると、いつの間にか「痛み」は消えているのである。
  これからも、身体を動かしている以上はあっちこっち痛めるに違いないが、うまく「お付き合い」をしていかなければと思うのである。
  この首の痛みも、いつのまにか消えていてくれると良いのだが…。


<<戻る  │  TOP  │  次へ>>