プロフィール
           

格闘技系プログラム

 

 

 

 

 

  格闘技系のスタジオレッスンとは、(キック)ボクシングや空手などの格闘技で用いられるキックやパンチなどの動作を用いて行う有酸素系のエクササイズになります。
私がスタジオレッスンを受けだすようになったのは1995年前後ですが、その頃のスタジオレッスンと言えばエアロビクスダンスが中心で、格闘技系のレッスンなどはなかったように記憶しています。
いつ頃から受けだすようになったのかも覚えていないのですが、たぶん、5,6年くらい前からスタジオプログラムとして取り入れだしたのではないでしょうか。現在ではすっかり定着して、この格闘技系のレッスンを取り入れていないところはないほどどのフィットネスクラブでもスタジオプログラムの中に組み込まれています。
そして、普通、「格闘技」というと「男性向け」というイメージが強いかもしれませんが、スタジオレッスンの場合は男女関係なく、また年齢的にも下は20歳前後から、上は60歳を超える人も楽しむことができるレッスンとなっています。
パンチを打つことによって背中回りや腰回りのシェイプアップになりますし、キックは太モモの筋肉、そしてヒップのシェイプアップに最適です。
エアロビクスダンスと同じように有酸素運動ですから、脂肪を燃やしダイエット効果、メタボリック対策にもなり、パンチやキックをすることでストレスの発散にも持ってこいです。
ぜひ、音楽に合わせながらパンチやキックをすることによって気持ちよく汗を流してください。

 

 

通常の(キック)ボクシングや空手との違いは?

 レッスンを受ける人の中には、もしかしたら本格的に(キック)ボクシングや空手などの格闘技をやった経験がある人もいるかと思われます。(見ていると、構え方やパンチの打ち方が違うので何となく分かります。)
さて、その違いですが、もちろんスタジオレッスンでは実際にサンドバックなどをたたいたり蹴ったりすることはありませんし、ペアーを組んでミットを打つということも基本的にはないと思います。
その辺ガが大きな違いですが、細かいところでは次のようなものが挙げられます。

 

 

 

 


・動作が大きい。
本格的な(キック)ボクシングや空手では、いかに少ない動作で力強いパンチやキックを入れるかが問われますが、スタジオレッスンの場合は、通常はパンチやキックを入れる対象物がありません。その分、一つ一つの動作を大きく取って運動量を上げています。
また、動作自体も、同じレッスンの中で初めての人もかなり慣れた人も同じ動きをしていきますので、スタジオレッスン用に動きやすいようにアレンジしてあるケースが多いと思われます。

・左右、偏ることなく動かす。
ほとんどの人が「右利き」「左利き」というように「利き腕」を持っていると思います。通常の(キック)ボクシングなどの練習では、得意な方での練習がメインとなると思いますが、スタジオレッスンの場合は左右均等に行います。

 

用意するものは?

 格闘技系のレッスンだからと言って特に用意するものはないはずです。運動しやすいウエア(特にキックがあるので、蹴りやすい格好がよい)と水分補給のためのドリンクが手元にあるといいと思います。
また、フィットネスクラブや同じフィットネスクラブでもレッスンによっても違うと思いますが、場合によっては、下にあるようなグラブをはめてミットに向かってパンチやキックを打つ機会もあるのではないでしょうか。
私が通っているクラブでも通常のレッスンではありませんが、祭日のイベントなどのクラスでグラブをはめて、インストラクターの構えているミットにパンチを打ったりすることもたまにあります。
年に何回もないので、慣れていないせいか、なかなかうまくミットの中心にパンチが当たりません。普段は何かを狙ってパンチやキックをしているわけではありませんが、そこに「狙う」という行為が加わると、どうしても意識してしまって体が硬くなってしまいます。
目標物にしっかりとパンチや蹴りが入れられるようになると、運動強度も上がってきますし、気分もすごく良いのですが・・・。

 

            

 

 

実際にパンチやキックをする前に、格闘技系のレッスンにおける基本的なことを確認します。

 

@こぶしの握り方

 

 

手を開いた状態

手を開いた状態から親指以外の4本指を軽く曲げる。

軽く曲げた4本指の人差し指と中指に親指を曲げて添える。

パンチを打つときはナックルパートの部分が仮想の対象物に当たるように出していく。

 

 

A構え方

  「構え方」は格闘技のレッスンをする上で基本中の基本となります。実際の(キック)ボクシングや空手などの格闘技とは違いますから、「構え方」が甘いからと言ってパンチや蹴りをくらってしまうわけではありませんが、構えている姿勢を保つだけでも運動になりますし、常に目の前にいる「仮想の相手」からのパンチや蹴りをよけられるように意識することで、運動強度が上がってきます。

 


 格闘技系のレッスンでもっともよく出てくる構え方になるので、しっかりと身につけたいものです。特に、女性は男性に比べると、構え方が何となく「猫パンチ」という感じでぎこちないですが、女性の人でもたまにきれいに構えている人を見かけたりするとカッコイイものです。

<<良い例>>

 

<<悪い例>>

両肘とも体の脇からなるべく離さないように構える。

前後している左右の足は一直線上に並べず少しずらし、両方のつま先を45度くらい右に向ける。

右手のこぶしは右あごをガード、左手はひじを90度くらいに曲げ、こぶしをあごから鼻の高さくらいまでに上げてガードを作る。

左の脇を締めて、気持ち猫背になる。

両肘が体から離れ、脇が大きく開いてしまっている。

前後している左右の足が一直線上に並んでしまっている。

左右のこぶしとも下がってしまい、ガードがで

きていない。

 

 


 スタジオレッスンの場合、左右同じようにパンチやキックをしていきますので、「左になると構え方がぎこちない」とならないように、オーソドックスと同じようにサウスポースタイルの方もきれいに構えられるようにしましょう。

 

 サウスポースタイルは右足を前に出して構える形になり、注意しなければならないことはオーソドックススタイルいるに準じます。

 

 

 私が利用しているフィットネスクラブの格闘技系のスタジオレッスンはいくつか種類があります。パンチだけを行うボクシング系、キックが入るキックボクシング系、そしてパンチやキックに武道系の「突き」や「受け」などが加わる総合格闘技系になります。

  キックボクシング系では、構え方は「キックスタイル」とか「ムエタイスタイル」と呼ばれているものになりますので、オーソドックススタイルのみ参考までに記しておきます。

 

指全体を前に向け、こぶしの高さを鼻から目の高さあたり来るようにする。こぶしの位置は、仮想の相手からのキックをガードするために、ボクシングの時よりは体から離して構える。

脇は開かない。

後ろの右足のつま先のみ斜め45度に向け、体重を右足にに乗せて、左足はつま先だけをフロアに軽くつける。

左脇をしめて、気持ち猫背になる。


 

B仮想の相手

 


 
 通常の格闘技系のレッスンではミットなどは用いませんので、何もないところにパンチやキックをすることになります。

しっかりと体が使えていれば、それでも十分に汗をかくことができると思いますが、レッスンに慣れてきたら、ぜひ、「仮想の相手」を想像してください。

自分と同じ身長の人を「仮想の相手」にしてください。そして、その「仮想の相手」のアゴやボディパンチを、太ももやわき腹にキックを入れていきます。

こうすることによって、何となくパンチやキックをするよりは、同じ時間でも運動量を稼ぐことができますし、特にウエストのシェイプアップには最適です。

 

 

 

 以下に格闘技系のクラスで出てくる動作の一覧を用意しました。それぞれの動作の名称をクリックしていただければ、その解説ページに飛ぶようになっています。
同じフィットネスクラブでもインストラクターによって細かい部分は違いがあると思いますので、不明な点がある場合は、直接、インストラクターなどの周りの人に聞かれるのが一番です。
あくまでも参考程度にとどめてください。

 

 

 

 

 

パンチ系(武道系の打撃を含む)
1
5

ボディ
2
3

フック
6
エルボー
4
アッパー
 
1
裏拳(うらけん)
4
掌底(しょうてい)
2
正拳(せいけん)
5
鉄槌(てっつい)
3
縦拳(たてけん)
6
手刀(しゅとう)
 
キック系
1
フロントキック
4
5
回し蹴り
2
3
 
 
 
ディフェンス系(武道系の「受け」を含む)
1
7
2
8
4
9
5
10
6
ブロッキング
 
 
 
 
 
フットワーク系
1
5
2
6
3
7
4
8

 

コンビネーション

 

パンチだけの簡単なもの
Combination:3
Combination:4
Combination:5
 
パンチとキックを組み合わせたもの
Combination:6
Combination:7
Combination:8
Combination:9
Combination:10
Combination:11
Combination:12
Combination:13
Combination:14
Combination:15
Combination:16
Combination:17
Combination:18
Combination:19
Combination:20